保護猫を家に迎えることになった①

猫との暮らしーMa jolie chatteー


私のかわいい猫、「しじみ」です。
しじみと暮らし始めたのは、2016年2月28日。
あっというまに9年が経過しました。

猫との暮らしはとても楽しく、温かく、今では私の心の支え、生きる糧となっています。
しじみが楽しく安心して暮らせるように、さらに環境を整えていきたいなと思っています。

そんなかわいい「しじみ」と一緒に暮らしていくなかで起こったできごとを、いろいろと書いていくつもりです。
しじみがかわいい、という話しかしてないですが、お付き合いくださると嬉しいです!

今回の記事は、しじみを家に迎えた経緯について書いています!

実家で飼っていた、犬と猫

2010年に小さな中古の平屋を購入して以来ずっと、猫を飼いたいと考えていました。
それまではアパート暮らしで、ペットを飼うことはできませんでした。

実家では、犬と猫を飼っていました。

犬は、警察官だった父が、迷子犬として父の勤務する警察署に届けられた子犬を連れ帰ってきた、という経緯で飼うことになりました。
今考えると、丸くなるとバレーボールくらいの大きさにしかならない子犬が、その辺をうろうろしていて拾われるってなんか不思議だな、と思ったりもするのですが、飼い主が名乗り出ることもなかったため、そのまま実家で飼うことになりました。

柴犬が混じっている感じのMIX犬、「ともきち」。
2006年くらい? 携帯電話で撮影したので、画像が荒いです。

猫は、私が拾いました。
仕事の帰りに車を運転していたところ、車道の真ん中をよろよろ歩いている小さな子猫とすれ違い、「え、今の、猫じゃなかった!?」と思ってUターンし、子猫をさっと拾い上げたことがきっかけです。

拾ったはいいけどどうすればいいかわからず、おろおろしたことはいい思い出です。
この猫「たま」についても、機会があれば書きたいなと思います。
「たま」は人に懐かない猫だったのですが、それはそれでかわいかったです。

「たま」2004年撮影。
さらに古い携帯電話での撮影なので、画質がとても荒いです。

保護猫「しじみ」との出会い

自分でも猫を飼いたいなあ。

「たま」を拾ったのは生後2週間~1ヶ月未満くらいのときで、哺乳瓶買ってミルクを与えていたし、猫の飼い方の基本はわかっている。
家に猫がいたら、帰宅するのが楽しみになるし、生きる張り合いになるかもしれない。

そう思っていましたが、仕事が忙しくて、なかなか実現できませんでした。
「たま」を拾った経験から、保護猫をお迎えしたいと思っていたのですが、時間が取れませんでした。

なんの時間かというと、「お迎えした猫が、家と人に慣れる時間」です。

「たま」が人に懐かなかったのは、性格・気性もあるでしょうが、家族がみんな働いていて、子猫のときに人と接する機会が少なかったせいではないか、と考えていたのです。
だから、猫をお迎えしたら、猫が家を安心できる場所と認識し、人(私)を信用できるようになるまで、できるだけつきっきりでお世話したい。
そのためには、少なくとも1週間くらい、その時間を作りたい。

この時間をなかなか作ることができず、猫を飼うことに踏み出せませんでした。
動物愛護センターのホームページの、「新しい飼い主を募集しています!」という、保護猫・保護犬の紹介ページを眺めるだけの日々が続きました。

そんなとき、2016年2月に、その2年前から患っていた“良性発作性頭位めまい症”が再発し、自宅療養することになりました。

今だ! と思いました。

体調はあまりよくないけど、しばらく家にいられるのは、この療養期間しかない。
この期間を利用して、猫に家と私に慣れてもらおう!
そうして「猫を家にお迎えする」という強い決意とともに閲覧した「新しい飼い主を募集しています!」のページで、黒白ハチワレのかわいい猫、「しじみ」を見つけたのです。

小柄でカワイイしじみちゃんです

一目見た瞬間、思いました。

「かわいい!!」

さっそく動物愛護センターに電話しました。

「ホームページに載っている、しじみという名前の猫が気になっています。見学にいきたいのですが、いつ伺えばよろしいでしょうか?」
「いつでも大丈夫ですよ」
「じゃあ、25日にお伺いします」

そして2月25日に、動物愛護センターへ見学に行きました。
「しじみ」が目的ですが、他の猫も見るつもりです。

案内された部屋には、ケージがいくつもあって、その中のひとつに、しじみがいました。
オレンジ色のフリースの上で、丸くなっています。
近づいていくと、しじみが入っているケージに、この付箋が貼ってありました。

「小柄でカワイイしじみちゃんです」

この言葉と、実際に目の前にいるしじみのかわいさに、心臓を鷲掴みされました。

かわいい!!

このときのしじみは生後7ヶ月だったのですが、ある程度大きくなっているとはいえ、まだ子猫です。
丸くなっているからなおさら小さく見えて、とてもかわいかったです。

ケージの前にしゃがみこんで、ケージの隙間から指を入れてみました。
すると、しじみが起き上がってこちらへ近づき、私の指をぺろっと、舐めたのです。

心臓どっかーーーーーん! です。
めっちゃくちゃかわいい!!
絶対にこの子を連れて帰る!!

一応他の子も見て、でもやっぱりしじみが一番かわいいな! というかこれ運命だから! と思い、しじみの譲渡を申し込みました。

保護猫の後見人

「あなたが病気になったり、入院したり、しばらく猫のお世話ができなくなってしまったときに、猫の面倒を見てくれる人はいますか?」
「はい」
「その方と、今、直接お電話でお話しできますか?」
「はい。電話します」

譲渡の条件として後見人が必要だということを、このときに初めて知りましたが、そんなこともあろうかと、すでに根回ししてありました。
もしそういう話になったときには、猫の飼育経験がある、実家の父に後見人になってほしい、とお願いしてあったのです。

このとき、実家の猫「たま」は15歳。
哺乳瓶から育てた経験があり、現在も「たま」の世話をしている父なら、後見人にぴったりです。

職員の人が、父と電話で話し、無事に後見人として認定されました。
譲渡のための書類の記入も終わり、あとは実際に引き取るだけです。

「家に迎えて1週間くらいは、ケージに入れての生活の方が、猫は安心します。ケージはありますか?」
「ないです」
「では、ケージを準備してください。準備できたら、ご連絡ください。そのときに、迎えにこられる日を決めることになります」
「はい。わかりました。よろしくお願いします」

猫をお迎えする準備

ケージを準備するというのは盲点でしたが、言われてみればその通りだなと思いました。
それに、他にも準備が必要なものがあります。
キャリーバッグ、猫トイレ、食器、爪研ぎ、猫のおもちゃ。
そうだ首輪も買わなくちゃ。

そう考えて、ホームセンターに寄り、購入できるものは即購入。
フードは「ウェットフードしか食べない」と聞いたので、施設で与えているのと同じ、カルカンのウェットフードを購入しました。

その他のものは、ネットで購入です。
ケージや食器類はネット購入しましたが、すぐに届きました。

そうしてお迎えの準備ができたので、2月28日に、しじみを迎えに行ったのです。

長くなったので、続きます!

 
まったく同じではないようですが、こういう2段の大きめケージを購入しました。


猫壱のフードボウルとウォーターボウル。



トイレは『ニャンとも清潔トイレ』を購入。
ドーム型はお気に召さなかったようなので、後日シンプルタイプを洗い替え用に追加購入しました。



 

コメント