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鶴岡小旅行──加茂水族館と喫茶店コフィア

日々のできごと


5/23に、山形県鶴岡市の加茂水族館へ行ってきました。
この記事では、特急いなほ号に乗っての旅や水族館でのクラゲ展示の感想、鶴岡駅前にある喫茶店コフィアについてなどを語っています。
鶴岡小旅行の参考になれば嬉しいです。

世界一のクラゲ展示、憧れの加茂水族館

山形県鶴岡市にある加茂水族館は、クラゲの展示数が世界一であること、ミズクラゲだけを集めた巨大なアクアリウム(クラゲドリームシアター)があることなどで有名なところです。

以前から行きたいなと考えていましたが、新潟から隣県の山形へ行くには、車で行っても、電車で行っても、かなりの時間がかかります。

友人が「車で行ったけど、新潟から山形へ入るとき“この先○○キロまでコンビニ等一切ありません”とかいう看板があって、本当にものすごい距離の間、何もなかった。友達と一緒じゃなかったら、運転自体がしんどかっただろうし、居眠りとかしちゃってたかもしれない」と話していたので、車は無理だな……と思っていました。

シーサイドラインとかスカイラインとか呼ばれる、くねくねしていたりカーブが多かったりする道だと、車酔いしやすい私は、自分が運転していても車酔いしてしまうことがあります。
そんな何もないところで、車酔いにより動けなくなったらマジで遭難するかもしれないと思い、もし加茂水族館へ行くなら、特急列車を使って鶴岡市へ行こうと考えていました。

えきねっとのキャンペーンで、鶴岡再訪へ

2025年4月に、JR東日本の「えきねっと」というサービスで、5月乗車設定の新幹線・特急列車の特急料金を最大50%オフで販売する、というキャンペーンをやっていました。

これを使って山形県鶴岡市へ行こうと決めて、乗車チケットをネットで申し込んだところ、首尾よく「特急いなほ号(新潟と秋田を結ぶ特急列車)」の往復チケットを購入できました。

鶴岡市には、2013年4月に、「鶴岡まちなかキネマ」というミニシアターへ映画を見るために行ったことがあります。
このときも、特急いなほで行きました。

私は電車に乗るのが割と好きなので、また「いなほ号」に乗れるぞーと思って、それもすごく楽しみにしていました。

電車で行く鶴岡旅──“いなほ号”から望む日本海の景色

2025年5月23日、鶴岡小旅行の日がやってきました。

「特急いなほ」は新潟駅始発なので、まずは新潟駅へ行かなくてはなりません。
新潟駅まで車で行くことも考えましたが、帰ってきて車を運転するの辛いなと思い、電車を使うことに。

私の生活圏は車社会なので、在来線の電車に乗る機会はほとんどありません。
やっぱ電車に乗るのって楽しいよなー、なんて思いながら新潟駅へ行き、そして「いなほ号」に乗車しました。

指定席の左側座席の窓際の切符を取ったので、新潟から山形への約2時間、時々トンネルに入りつつも、窓の外にはずっと日本海が見えていました。
天気がよく、だけど気温は20℃以下、風もあまりないという好天で、穏やかな海の景色がとてもきれいでした。

海の向こうに見える島。多分、粟島かな?

駅前の風景が変わった? 12年ぶりの鶴岡駅で感じた時の流れ

鶴岡駅に着いて、駅舎を出て驚きました。

2013年に来たときと、駅前の風景がなんか変わっている!?

駅を背にして正面を見ると、駅から伸びている道路の右側にAPAホテルがあるのですが、これ、2013年にはなかった気がする。

駅前にあったミスドに入った記憶があるけど、そのミスドは見当たりません。
まあ12年も経っていれば、そりゃ変わるか。

と思いながら、加茂水族館行きの路線バスへ乗車。
加茂水族館までは、およそ40分の道のりです。

車窓に流れていく街の様子を眺めながら、2013年に鶴岡に来たときのことを思い出していました。

鶴岡まちなかキネマと、商店街で見かけたお店の思い出

鶴岡まちなかキネマへ行くのに、駅前の観光案内所で、レンタサイクル借りたっけ。
映画館へ行く道中の商店街で見かけたお店が、すごくツボに入って面白かったんだけど、あのお店まだあるかなあ。

そのお店は昔ながらの商店街にあるブティックというような感じで、ショーウインドウに「コーディネイトは、こうでねいと」って書いてあったんです。

私はこういう駄洒落がとても好きなので、前回鶴岡市を訪れたとき、このショーウインドウを写真に撮って、「ねえ、これ見て!」と友人に送った記憶があります。

※スマホに写真が残っていました!
「コーディネイトは、こうでねいと」

2013年の鶴岡まちなかキネマ。
2010年に開館し、コロナ禍の2020年に一度閉館したあと、2023年に再開館したようです。

バスが商店街の中を通っていくので、もしかしてあのお店の前も通るかな? とワクワクしながら外を眺めていると、そのお店がありました!

シャッターが降りていたので、この日は営業していないようでしたが、店じまいしている感じでもなさそうだから、多分いまも営業されているのかな?
ショーウインドウの「コーディネイトは、こうでねいと」が変わってなかったので、すごく嬉しかったです。

※バスで通り過ぎながらの撮影なので、ちゃんと撮れてないです。

車窓から眺める鶴岡市内には、大きな神社や、和洋折衷の由緒正しそうな建物がいくつかありました。
前回は映画を見るため、そして今回は水族館へ行くための来訪で、市内の観光の予定はありません。

なんか見どころいろいろありそうだから、今度またゆっくり観光したいな、と思いました。

加茂水族館に到着、楽しみにしていたクラゲの世界へ

バスに揺られること40分、いよいよ加茂水族館に到着です。

憧れ続けたクラゲの大水槽をようやく見れる!

うきうきしながら入場チケットを購入し、水族館の中へ。
まずは庄内地方の川や海に生息する魚たちの展示がありました。

水族館自体がもともと好きなので、いろんな魚や亀やエイなどが泳ぐ様をにこにこ見ながら通路を進みます。
通路には、「さかなくん」さんが寄贈したイラストの展示コーナーもありました。

そして照明がひときわ暗くなっているコーナーへ入ります。
クラゲの展示ゾーンです。

種類ごとにいろいろなクラゲが展示されており、どう光るのかや、毒の有無、どこで採取されたのか、どこで育ったものなのか、等の詳しい説明が添えてあります。

生態についての紹介パネルもあり、クラゲは成長につれ、どんどん姿が変わっていくので、不思議な生き物だなーと思いました。

ひとしきりクラゲの展示が続いたあと、お待ちかねのミズクラゲの大水槽です。

大きな水槽の中で、たくさんのクラゲが、ふんわりと膨らんだり縮んだりしながら、ゆったりと漂って泳いでいました。

すごく幻想的で美しく、「ドリームシアター」という名前にふさわしい展示でした。

大水槽の前には、腰掛けることのできる椅子が置いてあり、そこに座ってゆっくりとミズクラゲの遊泳を眺めることができるようになっていました。
かわいいクラゲたちの姿を、時間を忘れて眺めることのできるドリームシアター、癒しの空間でとてもよかったです。

ドリームシアターの余韻と“ひれあしの時間”──まだまだ楽しむ館内散策

水族館の展示をひとしきり見て回ったあと、アシカとアザラシを紹介する「ひれあしの時間」というのをやっていたので、それを見てから、館内のレストランへ。

鶴岡駅へ戻るバスの発車時刻まで、1時間半くらいあります。
11時20分くらいに水族館へ到着して、鶴岡駅への帰りのバスは14時20分ちょっとくらいの出発です。

お昼ご飯をゆっくり食べてから、もう一度クラゲシアターを鑑賞しようと考えていました。
屋上緑地広場というのもあるようなので、そこにも行きたいし、お土産も何か買いたい。
加茂水族館を楽しむ時間はまだまだ続きます。

屋上緑地広場へ向かう階段の途中のかわいいクラゲのイラストにほっこりしたり、屋上へ出るところに設置されていたプリクラの機械で記念に写真を撮ったりしながら(プリクラ、十数年ぶりに撮りました)、屋上緑地広場からの日本海を眺めたりしました。

加茂水族館の展示そのものは、ゆっくりと見て回っても、1時間~1時間半くらいで見終わるくらいの規模ですが、あちこち歩き回ってみたり、グッズショップをじっくり見たりなど、館内の時間もゆったりと流れているようで、心地よかったです。

屋上緑地広場から見える灯台。

灯台の反対側に見える景色。

旅の思い出の、来館記念スタンプ

グッズショップの脇の壁に、山形県内の3つの施設を巡るスタンプラリーのポスターが掲示してあるのを見て、スタンプがあるなら記念に押したいなと思い、受付の人に声をかけました。

「すみません、スタンプラリーのスタンプを押したいんですが」
「はい、スタンプラリーですね」
「あ、スタンプラリーはしてないんですけど、スタンプだけノートに押させてもらうことってできますか?」
「大丈夫ですよ。はい、どうぞ(とスタンプを渡してくれる)」
「ありがとうございます」
「ここ(受付)だと狭いので、そちらの広い場所でスタンプ押しますか? 持っていっていいですよ。終わったら返却してください」
「ありがとうございます」

向かい側に広いテーブルがあったので、そちらへ移動してノートにスタンプを押しました。
私はスタンプを押すのがとても苦手です。
印鑑も、50%くらいの確率で失敗します。
案の定、1回目は失敗したのですが、2回目できれいに押せました。
広い場所で押させてもらえて、ありがたかったです。

駅前から徒歩5分、メニューは“コーヒーだけ”の純喫茶

そうこうしているうちに、バスの発車時刻が近づいてきたので、水族館の外へ。
駐車場の向こうに広がる日本海の写真を撮ったりしているうちにバスが来たので、名残惜しさを感じつつ、バスで鶴岡駅へ戻りました。

帰りの「いなほ号」の出発時刻まで1時間ちょっとあったので、休憩したいなと思い、事前に調べておいた喫茶店へ行きました。
鶴岡駅前の、駅から徒歩5分くらいのところにある「喫茶店コフィア」さんです。

Googleマップで鶴岡駅周辺を調べていて見つけたのですが、とてもレトロな雰囲気のお店らしいのと、フード類が一切なく、メニューがコーヒーしかない(豆の種類などはいろいろある)という喫茶店だということで、ぜひ行ってみたいなと思いました。

喫茶店コフィアさんは、カウンターと小さい丸テーブルが4つ、そのテーブルに椅子が2脚という、こじんまりとしたお店でした。
マスターが白衣を着ていて、まるで職人さんのようでした。

というか、コーヒー職人なのかもしれません。
メニューも本当にコーヒーしかなく、コーヒーだけで勝負をしている、コーヒーがとても好きな店主さんなんだなと思いました。

初めての見た目のウインナコーヒー

バスに40分揺られて疲れていたのもあり、甘いものが飲みたいなと、ウインナコーヒーを注文しました。

出てきたウインナコーヒーは、いままでに見たことがないタイプでした。
他のお店で提供されるウインナコーヒーは、大抵はホイップされた生クリームがコーヒーの上に乗っています。
むしろ、それしか見たことがありません。

コフィアさんのウインナコーヒーは、クリームの塊のようなものがコーヒーに浸っているような感じで、「こんなウインナコーヒー初めて見た、面白い」と思いました。
初めての見た目のウインナコーヒー、疲れた体に染みる甘さで、とてもおいしかったです。

ウインナコーヒーはおいしかったのですが、クリームが入っていないコーヒーも飲んでみたいなと思いました。

また来る機会があったら、次は普通のコーヒーを飲もう。
でも次にいつ来られるかわからないから、旅の記念にコーヒー豆を買って帰ろうかな。

そう思い、コーヒー豆を購入しました。

このお店は金、土、日、月しか営業していません。
5/23は金曜日だったので、営業日に行くことができてよかったです。

楽しかった小旅行と、加茂水族館のリニューアル

鶴岡駅に戻り、新潟行きの「いなほ号」に乗って、今度は右側の窓際だったため、また日本海を眺めながら帰路につきました。

行きも帰りも、海を見ながらの列車の旅、最高です。
天気もよく、だけど暑くも寒くもなく、とてもいい気候の中の小旅行、とても楽しかったです。

列車旅のお供、文庫本。

加茂水族館では、リニューアル工事が始まっていました。
2025年11月に臨時休館し、2026年4月にリニューアルオープンの予定です。

クラゲの展示も、現在の80種から、100種を目指すそうです。
リニューアルオープンしたら、ぜひまた訪れたいなと思います。

その際は、今度こそ鶴岡市内の観光もしたいし、喫茶店コフィアさんにもまた行きたいし、もちろん「いなほ号」にもまた乗りたいと考えています。

次の鶴岡小旅行、楽しみです。

【余談──ハリセンボン公式YouTube動画】

私は芸人のハリセンボンさんの公式YouTubeをよく見ているのですが、その中に「喫茶店コフィア」さんについて触れている動画がありました。

ハリセンボンの箕輪はるかさんが、鶴岡へ旅行したときの話の中で出てきます。(15:44くらい〜)

Googleマップで見つけたときも、お店に実際に行ったときも、はるかさんがこのお店の話をしていたことに気づいてなかったのですが、あとで知りました。

はるかさんの純喫茶シリーズの動画が好きなので、はるかさんが訪れた喫茶店に私も行くことができて、なんか聖地巡礼みたいで嬉しかったです!

 

列車旅のお供に連れて行った文庫本『方舟』。
“真相”に「えっ…!?」となる、とても面白いミステリ小説でした!

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