②初めてのワークショップ参加
このシリーズの記事一覧
- ①きっかけと出会い
- ②初めてのワークショップ参加← 今ここ
- ③楽譜と「オーラ・リー」
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カリンバサークルとの出会いと、参加のきっかけ
カリンバのサークルは、図書館で毎月1回行われるワークショップとして案内されていました。
ワークショップというと、何かを作るというイメージです。
この図書館で行われる、図書館やNPO法人が主催するサークル活動的なイベントは、すべてワークショップというカテゴリーになっているようでした。
予約制のため、電話をかけて、参加を申し込みました。
「カリンバの会に参加したいので、予約をお願いします」
「はい、ありがとうございます。初めてのご参加ですか?」
「はい」
「ありがとうございます。さしつかえなければ、どちらでこの会のことを知ったのか、教えていただけますか?」
「図書館の月間予定表です」
「カリンバに興味がおありなんですね」
「はい。弾いてみたくて購入したんですけど、何をどうすればいいのかわからなくて」
「カリンバをお持ちなんですね! 初心者さん大歓迎ですので、是非おいでください。1Fのカフェはお分かりですか? そちらにいらっしゃってください。参加費は800円で、カフェのワンドリンク付きです」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
私がこのサークルに参加しようと思った理由は4つありました。
①キーの位置とドレミファ等の音階の関係はわかったが、基本的な弾き方がわからないので、具体的な曲を一曲、ちゃんと練習してみたい。
②もし楽譜を見ることができるなら、楽譜を見ながら弾いてみたい。
③カリンバの練習をしていると、カリンバの重みが手首にかかるせいか、すぐに痛くなってしまって思うように練習できないから、正しい持ち方があるなら知りたい。
④演奏するとき、カリンバの背面に空いている穴をどうするのか知りたい。
この目的を全部叶えるのは難しくても、③と④だけは質問したいな、と思っていました。
初めてのカリンバ会へ
そうして初のカリンバサークル、いえ、ワークショップに参加する日がやってきました。
図書館の1Fにグランドピアノが置いてあるカフェがあり、そこに集まってほしいとのことで向かってみると、業者のような人たちがグランドピアノをカフェから運び出そうとしていました。
「すみません、カリンバの会にお集まりのみなさん。今日はイベントのためにピアノを運び出す時間と重なってしまったので、カフェではなく、別の場所で行います。こちらへどうぞ。飲み物を注文なさってから、向かってください」
カフェでの飲み物代を含めた参加費800円を支払い、カフェラテを注文してから、金属製の大きなテーブルがある会議室のような場所へ。
普段は子供たちが理科の実験をする部屋だそうで、そう言われてみると、ちょっときれいな理科室という感じです。
参加者は、10人くらいだったと思います。
全員女性で、年齢的には30~60代くらいな感じの方々です。
初参加は私と、見た目高校生くらいのすごく若い女の子の2人。
あとの皆さんは、常連さんのようでした。
集まった参加者と、いろいろなカリンバたち
それぞれが持参したカリンバをテーブルに出して、自分の前に置きます。
私のカリンバはキーの下に猫の顔の形をした穴が空いているのですが、他の方のものは鹿や鳥をかたどった穴が空いていたり、穴がなく一枚の木の板のようになっていたりと、カリンバのデザインやフォルムはバラバラでした。
いろんなカリンバがあるんだなあ、と思っていると、講師の先生(女性)がやってきました。
司会の方(NPO法人の人らしい)が、「みなさんお集まりになりました。先生、よろしくお願いします。今日は初参加の方が2名いらっしゃいます」と私と若い女の子を指し示しました。
講師の方と他の参加者さんから「わあ」という声が上がり、初参加組が自己紹介をする流れに。
「カリンバを弾いてみたくて購入しましたが、何をどうすればいいのかわからず、こちらに参加しました。よろしくお願いします」
若い女の子は、「弾いてみたい曲があって、カリンバを買ったことを友達に話したら、この会のことを教えてくれたので、参加しました。よろしくお願いします」と挨拶。
講師の方が「お若いですよね」と聞くと、「大学生です」と答えていました。
講師のカリンバ生演奏
「わあ、私の弾く曲で、分かるのあるかしら?」
そういうと、講師の方は「じゃあ、まず1曲目を弾きますね」と言って、カリンバの演奏を始めました。
カリンバの生演奏を見るのは初めてです。
私がキーをはじくと、ぴん、ぴん、というような音が鳴るのですが、講師の方のカリンバからは、ぽろんぽろんぽろんという、とてもきれいな音が鳴り響いていました。
講師だから当然かもしれませんが、演奏も音の出し方もとてもきれいです。
ただキーをひとつずつ鳴らすだけじゃなく、和音も交えて演奏しています。
カリンバで和音を出せるんだ。
どうやって指を動かしているんだろう。
いろいろ質問したいな。
と思いながら聴き入っていると、演奏終了。
わーーと全員で拍手をしました。
映画主題歌で盛り上がるみなさん
「それでは、次の曲です。これは映画の主題歌ですね。『あの花の咲く丘で、また君に会いたい』だったかな。この曲をリクエストされた方のために練習してきたんですけど、今日は参加されてないようですね。みなさんは、この映画ご覧になりました?」
「見ました!」
「私は見てないんです」
「感動しました!」
と、講師の方と参加者の皆さんでひとしきり盛り上がったあと、講師の方の演奏開始です。
ちなみに私は、この映画を見たことがありません。
予告を映画館で見たので、戦時中にタイムスリップした現代の女子高生が特攻隊員と恋に落ちて、というような話だということは知っています。
映画も主題歌もよく知らないので、口を挟むことなく、皆さんのやりとりを黙って聞いていました。
カリンバの会って、こういう感じ?
この時点で私は、「あれ?」とちょっと不思議に思っていました。
この集まりって、カリンバの演奏をする集まりじゃないの?
まだ始まったばかりだからなんとも言えないけど、もしかしてしばらくこういう感じ?
そう思ったのは的中し、それから5~6曲くらい、講師の方の演奏が続きました。
あとで図書館の公式インスタグラムをよく見てみたら、「講師のミニ演奏会と参加者全員でのカリンバ演奏」と書いてありました。
あ、そういう感じなんですね。
と思いながらも、講師の方の演奏はとても上手だし、カリンバの音色も素晴らしく、楽しいひとときを過ごしました。
続きます!
他の皆さんが持っていたカリンバ紹介
YouTubeの演奏動画で有名なmisaさんモデルのカリンバ。
ワークショップ参加者の半分くらいの方が、このカリンバを使っていました。
【猫ちゃん】
【鹿】
【鳥】
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