教皇選挙 ネタバレ全開感想と考察

映画のネタバレ全開感想

※この記事は、この作品を鑑賞した方へ向けた、結末まで明かしているネタバレ全開感想です。未鑑賞の方は、ご注意ください。
→鑑賞前の紹介記事はこちら

この記事は、『教皇選挙』のネタバレ感想を、考察を交えながら書いたものです。
映画内での最大の秘密はもちろん、「罪なき者」と「罪を犯した者」、カトリックにおける慣例と映画内で語られている問題提議、そして未来についてを語っています。

めっちゃ長文ですが、この映画が好きな方、どういう話だったのかの個人的見解を知りたい方に向けて書きました。
見出しで気になるところだけでも、読んでもらえたら嬉しいです!

※あまりに長文なので、息抜きとしてヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を訪れた際に撮影した写真を入れています(2008年/2016年)

サン・ピエトロ大聖堂の『SVMMI PONTIFICES IN HAC BASILICA SEPVLTI(ラテン語:このバシリカ(聖堂)に埋葬された最高位の教皇たち)』と刻まれた大理石の銘板。
IOANNES PAVLVS Ⅱ(ヨハネ・パウロ2世)の名前が一番最後になっています(2008年1月撮影)

教皇に選ばれた人物の、身体の秘密

新教皇に選出されたベニテス枢機卿が、生物学的には女性だった。

これが、この映画の一番の衝撃ポイントです。
ローレンスがこの人に感じていた疑念はあくまでも、「健康上の理由とはなにか?」ということで、まさかこんな事情があるとは、想像もしていなかったことでしょう。

前教皇は、心臓に疾患がありました。
それがわかっていたのに、重責を負わせたため、死期が早まってしまったのではないかと考えて、ローレンスは後悔しています。

だから、ベニテス枢機卿が重大な疾患を抱えているのなら、教皇職には就かせないほうがいい、前教皇のように死なせてしまう、と考えていたのだと思います。

ローレンスの抱いた疑念は、ベニテス枢機卿の性別が女性かもしれない、ということ。
しかし問題の本質は、そんなに単純なことではなかったのです。

“彼”の外見は完全に男性で、女性だと考える人はいないでしょう。
女性が性転換手術をして、男性の姿になったわけでもない。

“彼”は男性の見た目で生まれてきて、周囲も“彼”を男性と疑わず、“彼”自身の性自認も男性であり、ずっと男性として生きてきた。

たまたま盲腸の手術を受けることになり、体内に子宮と卵巣があることがわかった。
ここで初めて性染色体検査を受け、染色体はXXであると判明したんだと思います。

性分化疾患にはいろいろあるようですが、「女性だが、見た目が男性」として生まれてきた場合、「先天性副腎性器症候群」と診断されるようです。

生物学的女性(性染色体核型46,XX)であるが、胎生期より男性ホルモンであるアントロゲンが過剰分泌し蓄積されたことで、罹患した女児胎児は男性化をもたらす、とのこと。

男児の見た目であるため、女児であることに気が付かなかった場合、周囲は当然男児として育てますし、本人も自分を男児だと思って成長するでしょう。

ベニテス枢機卿も、そうだったんだと思います。
30代で盲腸の手術を受けるまで、“彼”自身も、自分を男性だと信じて疑わなかったのです。

真実を知ったローレンスが選んだ道

罪なき者は糾弾しない、という信念

ローレンスは神への信仰において、常に「疑念」を持っていました。

教会のあり方や、自分を含めた聖職者たちの考えや行動に、疑念を感じることがあれば放置することはしませんでした。
今回のコンクラーベで、アデイエミ枢機卿やトランブレ枢機卿の罪を問いただしたように。

それなのになぜ、ローレンスはベニテス枢機卿についての真実を、公表しなかったのか?

「健康上の理由」についての疑念を問いただすことはしています。
そしてその結果、公表しないことにしました。

その理由は2つあると思います。

1.ベニテス枢機卿がそのように生まれついたことは、彼の罪ではないから
2.神から与えられた体のまま生きることを、彼が選択したと知ったから

見逃した、ということではないと思います。
むしろ、受け入れたんでしょう。

身体的特徴や外見や性自認が男性であっても、生物学的には女性であること。
そして、神から与えられた体のまま、ありのままの自分で、神へ仕えると決めたことを。

もしかしたら、手術をしていた場合、ローレンスはベニテス枢機卿を糾弾していたかもしれません。
神と教会を偽ろうとした、と考えて。

しかしベニテス枢機卿は、なにひとつ偽ってはいないのです。

カトリックにおける女性の立場について

教皇職には、いえ、そもそもカトリックの聖職者には、男性しかなれません。

女性は修道女(シスター)として神と教会に仕えていますが、聖職者として扱われる「司祭」などの聖職位を受けることはできない決まりになっています。
つまり、彼女たちは、厳密には「聖職者」ではないのです。

神への信仰に、性別は関係あるのか?
ないですよね。
だけど、カトリックでは女性は聖職者になれないようになっている。
これをおかしいと批判する声は、カトリック内部にもあることが、映画でも描かれています。

この性差別の改善を強く訴えていたのは、ローレンスの親友であるベリーニ枢機卿でした。
ローレンスも、彼の考えに賛同しています。
それは、ベリーニが教皇に選出されるように手伝おうとしていたことからもわかります。

そしておそらく、前教皇も、そう考えていたんでしょう。

だから、ベニテス枢機卿から、自分は生物学的女性だと判明したから辞職したい、という話を聞いたとき、これを引き留めて手術をすすめた。
“彼”が直前で思いとどまって手術をしなかったことを知った上でなお、“彼”を枢機卿の地位に留め続けました。

女性が教皇になる未来

カトリックの改革をしなくても、生物学的女性が教皇になれる可能性がある。
この可能性の芽を摘むことをしなかった。

前教皇は、ベニテス枢機卿に、いつか教皇になってほしいと思っていたのかもしれません。

そしてそれは、成し遂げられたのです。
“彼”自身の信仰と考え方に触れた他の枢機卿たちが、ベニテス枢機卿こそ新教皇にふさわしいと感じ、正当な手続きによる選挙で選出され、ローレンスがそれを認めたことで。

映画のラスト、まだ年若いであろう3人のシスターたちが、朗らかな笑い声を上げながら、駆け出していくシーンがあります。
それを見つめるローレンスの表情は穏やかで、かすかに微笑んでいます。

いつか、彼女たちの中から、カトリック史上初の、女性教皇が誕生するかもしれません。
それを予感させながら、今回のコンクラーベは幕を閉じたのです。

これって、最高のエンディングじゃないですか!?

サン・ピエトロ大聖堂内部(2016年2月撮影)

前教皇の遺志と、策略とも言える思惑について

アデイエミとトランブレ、それぞれの罪

シスターを1人転任させるだけで、アデイエミ枢機卿とトランブレ枢機卿の罪を告発することができる。

これを考えた前教皇、頭良すぎじゃないですか?

アデイエミ枢機卿の罪は、30歳のとき、19歳のシスターに手を出して子供を産ませたこと。
トランブレ枢機卿の罪は、コンクラーベで得票数を伸ばすために、他の枢機卿を買収していたことです。

アデイエミの犯した罪

カトリックの聖職者は、妻帯を許されていません。
結婚することは認められていませんし、子供を作るなどもってのほかです。

アデイエミの犯した罪は、神と教会に対する裏切り行為です。
しかも、30歳の分別ある大人が、19歳の、神に仕える人生で何も知らなかったであろう10代の女の子に、手を出したんですよ。
これは看過できないでしょうね。

2人は別れて、というかおそらくアデイエミが一方的に彼女を捨て、それ以来配属が違ったりして、直接会うことはなかったんだと思います。
当然、アデイエミは子供のことは知らんぷり、まったくの無関心です。

彼女が教皇の指示によりローマに転任したことで、コンクラーベのためにヴァチカンへやってきたアデイエミと再会した。
そこで積年の恨み、子供のことについてなどを、訴えたんだと思います。
会ったからには、訴えずにいられなかったんでしょう。
彼女にとっては、騙されたも同然ですからね。

宿泊先の部屋に押しかけたことと、食堂での一悶着で、彼女はすべてをローレンスに告白しました。
ローレンスは彼女と子供を守るために、この事実を公表しませんでしたが、食堂でアデイエミが過剰な反応をしたことで、すでに噂や憶測が広まっていました。

アデイエミはあのシスターと何らかの問題を起こしている。
新教皇にはふさわしくないと、皆に思われてしまったのです。

思われてしまったというか、事実なので、因果応報です。

トランブレの犯した罪

彼女を転任させる指示を出したのは、記録上ではトランブレ枢機卿になっています。

しかし、彼の弁明通り、実際は前教皇にそうするように指示されて、特に意味も考えず、その手配をしたんだと思います。

トランブレは、彼女とアデイエミの確執のことなど知らなかったと考えられるからです。
知っていたら、自ら告発していたんじゃないでしょうか?

コンクラーベ2日目の、投票3回目で、トランブレの得票数は10票なのに、アデイエミは52票を獲得していましたからね。
教皇になるために他の枢機卿を買収していたトランブレが、アデイエミを告発できる情報を握っているのに公開しないというのは、ありえないです。

だから、トランブレが「転任の指示を出したのは私だが、それは教皇に言われたからだ」と言ったのは、真実を話していたんだと思います。
でも、票を得るための買収をしていた証拠が示されたことで、誰もそれを信用しませんでした。

ローレンスが、買収の証拠である不正出金の記録について問いただしたとき、トランブレは「捏造だ」と言い放ちました。
前教皇が亡くなる直前に会ったときに枢機卿を解任されていたのではないかと聞いたときも、「そんな事実はない」と否定していました。

はっきりいって、彼は嘘つきです。
自分に都合の悪いことについては、嘘をつきます。

だけど、アデイエミとの因縁があるシスターを転任させたことについては、本当のことを言っていたんだろうなあ、と思います。

トランブレは、オオカミ少年ですね。
狼が来たぞーと嘘を言い続けたことで、本当に狼が来た時に信用してもらえなかったのです。

存在を消されているシスターが上げた声

このトランブレの失脚劇に、シスターたちを取りまとめる立場にあるシスター・アグネスの告発がとどめをさす、というのがまたいいんですよね。

カトリックで聖職者になれるのは男性だけ。
シスターはどれだけ信仰心が強くても、どれだけ敬虔に神に仕えたとしても、聖職者にはなれません。

枢機卿たちの食事や宿泊のための細やかな心遣いも、通常のホテルでのメイドやスタッフの働きと同程度にしか捉えられてないでしょう。

彼女たちは、黒子なのです。
いないもの、目に入らない存在として、扱われているのです。

そういう存在のシスターが、声を上げた。

「神は私たちに目と耳をくださった」

神が与えた目で罪を見て、耳で聞いて、知ることができる。
そしてそれを、告発することができる。

物言わぬ黒子として扱われてきたシスターが、トランブレ枢機卿を告発する。

このシーンは、見ていて気持ちがスカッとしますね。

まあ、シスター・アグネスが指摘した「アデイエミと因縁のあるシスターを転任させたのはトランブレ」という事実は、真実ではあるけれど、トランブレにとっては心外なことなんですけどね。

教皇の指示を実行しただけなんだが!?
と思ったかもしれません。

だけどもう遅いんです。
さんざん嘘をついてきたから、誰も信用してくれません。

それに、このことと、票を買収したことは、別の問題ですしね。
どっちにしろ、罪を犯したことに変わりはないのです。

前教皇の思惑と、そうと知らずに遂行するローレンス

皆の前で罪を公表されることはなかったアデイエミと、2つの罪を公表されることになったトランブレ。

こうなるように仕向けたのは、前教皇です。
実際に実行したのはローレンスですが、計画は前教皇が立てたんだと思います。

アデイエミが手を出したシスターを呼べば、多分こうなる。

そして、自分の思い描いた計画を、何も知らない状態であっても信念によって遂行してくれるのは、ローレンスしかいなかった。

だからローレンスが申し出た辞任を、前教皇は認めなかったんでしょうね。

ローレンス以外の人物がコンクラーベを取り仕切ることになったら、思惑を実現させることはできないだろうと、前教皇は考えていたのです。

前教皇がローレンスを最も信頼していたことと、トランブレを嫌いだったことが、とてもよくわかります。

サン・ピエトロ大聖堂の天井の一部(2016年2月撮影)

誰も予想できなかった、爆破事件

過激保守派のテデスコに対抗できる人物とは?

最有力候補のアデイエミとトランブレが選挙戦から脱落したことで、教皇に選ばれる可能性がもっとも高くなったのは、テデスコ枢機卿です。

テデスコは保守派の中でも過激なほうで、教会(前教皇)の多様性を認めたり寛容な姿勢を見せることを強烈に批判していました。

聖職者はラテン語で話すことが常識とされていたのに、ラテン語は死語になりつつあり、それぞれの言語を話すようになっている。
それはつまり、言葉の通じる同胞同士で固まってしまうことを意味します。

ラテン語という共通言語が使われなくなることで、教会が崩壊する。

そう危惧しているテデスコは、ラテン語を使うことを原則とするよう主張するだけでなく、カトリックで長く禁じられていた離婚を認めるようになったことや、多様性を重んじる姿勢を、旧態依然のものに戻すことを声高に叫んでいるのです。

普段であれば、テデスコの主張は一理あるけど過激だし、いまさら時代を後退させるのは無理だ、と思われるでしょう。

だけどそこに、自爆テロが起こり、多数の死傷者が出てしまった。
コンクラーベの会場であるシスティーナ礼拝堂も、被害を受けています。

このことから、自分たちと異なるものへの寛容な態度をやめ、テロとの戦い、他宗教との戦い、いわゆる宗教戦争を主張するテデスコに、大きな拍手が起こるのです。

新しい時代にふさわしい、新しい教皇とは

しかしそこで、静かに問いかけたのが、ベニテス枢機卿でした。

「戦争と言うが、何と戦うのですか。戦争がどういうものか、知っているのですか?」

アフガニスタンのカブールから来たベニテスは、戦争の悲惨さをいやというほど知っています。
たくさんの死傷者や、戦争被害に苦しむ人々を見てきたからです。

「戦うのは、自分の内なる心です。(他宗教や分かり合えない人々と戦おう、排除しようと考えてしまう)自らの心と戦うのです」

初めて参加したコンクラーベで、多数の枢機卿たちが自分のことにしか関心がないことに気づき、ベニテスは「つまらぬ集団だと示された。参加するのは最後になる」と静かに告げます。

この述懐と“彼”の信仰への考え方に感銘を受けた大多数の枢機卿たちによって、ベニテスが新教皇に選ばれます。

爆発事件で中断したため仕切り直された6回目の投票で、完全に閉ざされていたはずのシスティーナ礼拝堂の壁にできた隙間から差し込む光と風を受けながら、新時代の新教皇が選出されたのです。

このときの、システィーナ礼拝堂に差し込む光と風の表現、すごくよかったです。
新教皇のもとで、より良い時代がやってくる。
そんな予感に満ちている、素晴らしい演出でした。

聖職者である前に人であり、揺らぐこともあるということ

前教皇は、テデスコの対抗馬としてベニテスをコンクラーベに参加させたわけではないと思います。

ベニテスが参加することによる何らかの変化は期待していたでしょうが、まさか実際に教皇に選ばれるとまでは思っていなかったはず。

アデイエミとトランブレが失脚し、テデスコが過激さから敬遠されれば、残る候補はベリーニとローレンスです。
どちらも、前教皇の意志を継ぐつもりなので、どちらが選ばれても問題ありません。

ただ、ローレンスは最初、教皇になるつもりはない、と言っていました。
そんな彼でも、揺らいだ瞬間がありました。

教皇に選出されたら、「ヨハネ」と名乗る。

そう答えて臨んだ、3日目の6回目の投票。

自分の名前を書いた投票用紙を投函した瞬間に、爆発が起きて選挙が中断されたことは、ローレンスのような高潔で信念のある人物であっても、迷って揺らいでしまうことがある、というのを象徴していたと思います。

サン・ピエトロ大聖堂にあるピエタ像/ミケランジェロ(2016年2月撮影)

教皇名「インノケンティウス」の意味

無垢な者、罪なき者

教皇に選出されたベニテス枢機卿が選んだ名前は、「インノケンティウス」でした。

この名前を選んだ意味、意図は、どんなものだと考えられるでしょうか。

インノケンティウスを検索すると、インノケンティウス3世という教皇が出てくると思います。
この教皇は、十字軍を支援した人物として知られています。

十字軍とは、中世にイスラームと戦ったキリスト教徒たちの軍勢です。
つまりインノケンティウス3世は、対イスラム戦争を主導し支援した人物である、ということです。

ベニテスは、テロとの戦争や宗教戦争には反対する立場を表明しています。
それなのに、十字軍を支援した、つまりイスラムと戦った教皇と同じ名前を選びました。

これはどういうことか?

「インノケンティウス」はラテン語で、「無垢な者」「罪なき者」を意味しています。
このことから、インノケンティウスと名乗ることは、その意味に立ち返る、という意思表示の表れであると受け取れます。

過去のインノケンティウスを名乗った教皇たちは、宗教対立を暴力で解決しようとしてきました。

それを引き継ぐのではなく、インノケンティウスという言葉の持つ意味に、今一度立ち戻ろう、初心に返ろう、ということなんだと思います。

問いただすのは、内なる敵

外の敵とではなく、自分の中の恐れや憎しみと戦うことが大切だと、ベニテス枢機卿は考えています。

「罪なき者」インノケンティウス、という名に一番ふさわしい人物だと言えるでしょう。

“彼”はローレンスによって、「罪なき者」として認められ、生物学的に女性であるという事実を公表されることはありませんでした。

「確信」せず、「疑念」を持つ、その態度が真の信仰であるという信念を抱いているローレンス。
「他宗教や自らと異なるものを敵と見ることをせず、まず自らの内なる心を問いただそう」というベニテス。
この2人の考えは、方向性が同じように感じます。

敵であると確信し、だから戦争をするしかないと確信する。
この思い込みに疑念を投げかけ、本当にそうだろうかと考える。
そう思ってしまう自分の心にこそ、真の問題が隠されているのではないか。

正式な手続きを経て聖職者となり、新しい教皇に選ばれた、生物学的には女性である「罪なき者」。

新教皇インノケンティウスが導く、これからのカトリックはどこへ向かうのか。
興味が尽きません。

現教皇の死から始まり、コンクラーベをめぐるさまざまな謎が解かれ、最大の真実が明らかになり、そして新教皇誕生の喜びと歓声に包まれながら、変化の兆しを感じさせて、静かに終わる。

『教皇選挙』、いろいろなことを考えさせてくれる、本当にとても面白い映画です。

映画にも登場していた、教皇とヴァチカン市国を警護しているサン・ピエトロ大聖堂のスイス衛兵。冬なのでコートを着ている(2016年2月撮影)
ちなみに、システィーナ礼拝堂にも行きましたが、内部の写真撮影は禁止されていたので、写真がありません。

おまけ:超個人的なつぶやきと、関連作品紹介

過激保守派のテデスコの主張で、一点だけ、めっちゃ同意する部分があります。

死語になりつつあるラテン語の復権です。

私はカトリックの神父が悪魔祓いをする映画が大好きなんですが、悪魔祓いはラテン語じゃなきゃダメですよ!

神の言葉は、ラテン語で伝えてこそ、悪魔に効くんです!

ラテン語で悪魔を祓う、最高にかっこよくて面白い映画があるので紹介します。

ご存じの方も多いでしょう、『ヴァチカンのエクソシスト』です。

悪魔祓いにおけるラテン語のかっこよさだけじゃなく、ラッセル・クロウ演じる見た目が強くて素手で悪魔を祓えそうなアモルト神父の悪魔祓いのやり方と、最初は頼りないけどアモルト神父とバディを組むことになる若き神父の成長を、ぜひ確認してみてください。

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コメント

  1. 猫のごきじ より:

    私はこの手のジャンルの映画は絶対見ません。タイトル見ただけで選択肢から外し、関心を持とうともしません。今回はコンクラーベがあったことから、少しばかりの興味を持ち、読ませていただきました。読んだ感想は…すっごく面白い!記事が面白いのか、映画が面白いのかどちらかわかりませんが、大いに興味を持ちました。何回も言いますが、私は普段この手のジャンルの映画は絶対見ないのです。その上、結末までネタバレです。それなのに、自分の目で映画を確かめたくなりました。面白い映画の紹介をありがとうございました。

    • きちとも kichitomo53 より:

      ごきじさん、コメントありがとうございます。嬉しいです!
      普段は見ることのないジャンルの映画なんですね。
      リアルでコンクラーベが行われたタイミングでこの映画が公開されているってすごいですよね。
      ネタバレ記事がきっかけで、映画を見てみたくなってもらえるの、すごく嬉しいです!
      機会があったら是非ご覧になってください。